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北米スポーツ.com 2005年12月の NHL ニュース

12月26日

26日バンクーバーでは、フレームズ戦が23日に続きバック・トゥ・バック(2試合連続)で行われた。
この日は、ボクシング・デー(カナダではクリスマス後のショッピング・ホリデー的な位置づけ)、アリーナもホリデー・ムード一色となった。
カナックス本拠地GMプレイスは、これで105試合連続満員御礼で記録更新中だ。

さて、気になるゲーム展開だが、同カードにもかかわらず23日の試合とは一転、ディフェンス重視の低得点ゲームとなった。
両チームとも、フィジカルなヒットを連発、カナックスはゴールポスト直撃の不運なショットが重なった。
また、数少ないスコアチャンスもフレームズ守護神M.Kiprusoffの好守に阻まれ、2対1と同ディビジョンのライバルチーム相手に手痛い黒星を喫した。
カナックスは、これで最近5試合のホームゲームは全敗、チームは今後長期ロードを控えているだけに、この試合で不安材料を払拭したかったのだが。

それにしても、カナックスの「アルバータ・コンプレックス」は相当重症だ。
今シーズン対フレームズ戦は0勝4敗(1延長負け)、対オイラーズ戦は0勝4敗(2延長負け)と、相当分が悪い。
アルバータ州に位置する両チームは、当然カナックスにとってノースウェスト地区の目の上のたんこぶ。
何としても、プレーオフ前には苦手意識を拭い去りたいところだが。

この日、フレームズがノースウェスト地区首位に立ち、オイラーズが2位、カナックスが3位に転落と、順位が3チーム間で大きく入れ替わった。


12月23日

カナダでは全国放送となるホッケー・ナイト・イン・カナダ。
23日は、カルガリー・フレームズ対バンクーバー・カナックスの好カードが放送された。

このゲーム、ニューNHLを象徴するような、手に汗握る試合展開となった。
第2ピリオドに2点ずつ、第3ピリオドには3点ずつと、両チーム一歩も譲らぬシーソーゲーム。
レギュラータイム後の延長戦でも決着がつかず、5対5のままスリリングなシュートアウトに突入。

フレームズ・シュートアウト フレームズ・アモンテ

カナックスは、M.NaslundとT.Bertuzziの両エースがまさかのノー・ゴール。
一方フレームズは、こちらもエースJ.Iginlaが外したものの、S.ReinprechtとT.Amonteが手堅く決め、カルガリーがシュートアウトで勝利しポイント2をゲット。
カナックスは、またしても悪夢のシュートアウト負け、1ポイントのみを追加した。

これまでバンクーバーは、シュートアウトではことごとく負けている。
すでに、チーム内に苦手意識が芽生えていることは確かだ。

シュートアウトで負けたとしても、去年までのルールならもともと1ポイントなのだから諦めがつくというもの。
しかし、同ディビジョン同士の場合は勝手が違ってくる。
ディビジョン・ライバルにさらに1ポイントを献上してしまうわけだから、気が気ではない。

結局、バンクーバーはこの試合を引き分け負けとし、ノースウェスト・ディビジョンで45ポイントで2位に転落。
シュートアウトに勝ち、合計2ポイントを挙げたフレームズは44ポイントで3位。
そして同地区首位は、46ポイントのオイラーズとなった。

ノースウェスト・ディビジョンのカナディアン3チームによるし烈な首位争いは、まさにヒートアップ。
今後も同ディビジョンから目が離せそうにない。


12月21日

チームカナダ・2006トリノオリンピック 21日、優勝候補筆頭のチームカナダが2006年トリノオリンピックアイスホッケー出場選手を発表。

残念ながらシドニー・クロズビー、ポール・カリヤ、カーティス・ジョセフ、ジョセ・シオドー、エド・ベルフォーは落選。

あらためてチームカナダの選手層の厚さに驚かされる。

出場選手と所属NHLチームは以下のとおり。

ゴーリー (3)
Martin Brodeur / New Jersey
Roberto Luongo / Florida
Marty Turco / Dallas

ディフェンス (7)
Rob Blake / Colorado
Adam Foote / Columbus
Ed Jovanovski / Vancouver
Scott Niedermayer / Anaheim
Chris Pronger / Edmonton
Wade Redden / Ottawa
Robyn Regehr / Calgary

フォワード (13)
Todd Bertuzzi / Vancouver
Shane Doan / Phoenix
Kris Draper / Detroit
Simon Gagne / Philadelphia
Dany Heatley / Ottawa
Jarome Iginla / Calgary
Vincent Lecavalier / Tampa Bay
Rick Nash / Columbus
Brad Richards / Tampa Bay
Joe Sakic / Colorado
Ryan Smyth / Edmonton
Martin St. Louis / Tampa Bay
Joe Thornton / San Jose


12月19日

19日、チームUSAが2006年オリンピック、アイスホッケー出場選手を発表。

このオリンピックを機にチームの若返りを図りたいアメリカは、ベテランNHLプレイヤーのJeremy RoenikとBrian Leetchを出場選手枠から外さざるを得なかった。
なお、超ベテランプレイヤーChris Cheliosは、ロースター入りを果たしている。

出場選手と所属NHLチームは以下のとおり。

ゴーリー (3)
Rick DiPietro / NY Islanders
Robert Esche / Philadelphia
John Grahame / Tampa Bay

ディフェンス (7)
Chris Chelios / Detroit
Derian Hatcher / Philadelphia
Jordan Leopold / Calgary
John-Michael Liles / Colorado
Aaron Miller / Los Angeles
Brian Rafalski / New Jersey
Mathieu Schneider / Detroit

フォワード (13)
Jason Blake / NY Islanders
Erik Cole / Carolina
Craig Conroy / Los Angeles
Chris Drury / Buffalo
Brian Gionta / New Jersey
Scott Gomez / New Jersey
Bill Guerin / Dallas
Mike Knuble / Philadelphia
Mike Modano / Dallas
Mark Parrish / NY Islanders
Brian Rolston / Minnesota
Keith Tkachuk / St. Louis
Doug Weight / St. Louis


バンクーバーで行われたキングズ対カナックス戦は、延長戦後も3対3と決着つかずシュート・アウトへ突入。

キングズ、シュートアウト勝ち カナックスがシュート・アウトに選んだのはD.Sedin、T.Bertuzzi、M.Naslundの3選手、いずれもスコアリング・マシーンと言えるスーパー・プレイヤーを揃えた。

レギュラータイムでは好調を維持する3選手も、どうやらシュートアウトは勝手が違うようだ。

カナックスは結局全員ハズし、キングズのA.Frolovが唯一ゴールを決め、4対3でキングズの勝利。

この日もキャプテン、マーカス・ナズランドを筆頭にカナックスのシュートアウトに対する苦手意識を払拭することは出来なかった。


12月17日

今季注目のルーキー、シドニー・クロズビーが17日、低迷ピッツバーグ・ペンギンズのオルタネイト・キャプテン(副キャプテン)に指名された。

弱冠18歳のゴールデンルーキーがジャージに「A」をつけるには、それなりに数字の裏づけが必要だが、シドニー・クロズビーは現在、13ゴール、19アシスト、32ポイントと文句なしのチームトップ。

キャプテン、マリオ・レミューに心臓の不整脈が見つかり練習再開のめどすら立たない今、18歳ルーキーはオルタネイト・キャプテンの「A」の文字を誰よりも重く感じているに違いない。


オイラーズ・ぺカ オイラーズ・ぺカ

今シーズンのホッケー・ナイト・イン・カナダは本当に好試合が多い。

バンクーバーでのオイラーズ対カナックス戦は延長戦に突入、残り1分を切ったところで、今シーズンニューヨーク・アイランダーズから移籍したぺカがバックハンド・シュートをネットに押し込み、5対4で逆転勝ち。


12月9日

是か非か、シュート・アウト

9日、気の早いことに一部マスコミでは「スタンレーカップ前哨戦」とまでいわれたセネターズ対カナックス戦が、バンクーバーで超満員の観客を前に行われた。
カナックス本拠地GMプレイスは、何とこの試合で100試合連続チケット完売を記録、その満員御礼記録は現在も継続中だ。

米スポも先日たまには家族孝行でもしようと思い立ち、1月7日フレームズ戦のファミリーチケット購入を試みるも、チケットテレフォンサービスは延々とビジー状態。
ようやく電話がつながったのがチケット販売開始から1時間半後のこと、もちろん「ソーリー・イッツ・ソールド・アウト」の一言で会話が終了したことは言うまでもない。
恐るべしカナックス人気。

さて、そのセネターズ戦だが予想どおりの好ゲームとなった。
60分のレギュラー・タイムが終了した時点でのスコアは2対2、そのままオーバー・タイム延長戦に突入。
各チーム、プレイヤーを1人減らしての、5分間の延長戦でも決着はつかず、勝敗の行方はいよいよシュート・アウトへ。

実は、バンクーバーのファンがシュート・アウトを実際に目にするのはこれがはじめて。
いやがおうにも興奮のボルテージは上がる。
各チーム3人ずつを要してのシュート・アウトでも、1対1と決着がつかない。
この試合どこまでもつれれば気が済むのか。
3人ずつのシュート・アウト後は、いよいよサドンデスのシュート・アウト。
どちらかがゴールしどちらかが外せば、その瞬間勝利チームが決定する。

固唾を呑んで見守るファンの様子はこんな感じだ。
シュート・アウト

何もファンだけではない、見守る気持ちはベンチだって同じこと。
シュート・アウト

もちろん、プレイヤー自身も同じだ。
シュート・アウト

セネターズが外し、4番手となるカナックスD.Sedinがゴールを決めた瞬間、ファンの絶叫がアリーナにこだました。
シュート・アウト

で結論だが、シュート・アウトって何が問題なんだ?
米スポは、断然シュート・アウトは是と言いたい。


12月3日

ディビッド・タナベ 3日、NHLはこの日ジャパニーズ・デーと化した。

何も、日本人向けの特別キャンペーンを行ったわけではないのだが、この日2人の日系人選手が試合を決める大活躍を見せた。

まず、日系人プレイヤーの代名詞、プレデターズのポール・カリヤが、ホーム(ナッシュビル)でのフィラデルフィア戦でシュート・アウトによる決勝点を決め、3対4で強敵フライヤーズを下した。

さらに、ボストン・ブルーインズのディフェンスの要、ディビッド・タナベが延長戦で決勝ゴールを決め、オイラーズ相手に5対4で競り勝った。
オイラーズはセカンド・ピリオドの時点で3点リードしていたものの、結局守り切れず、手痛い延長負けを喫した。

新ルールに改正されて以来、今シーズンの特長でもある高得点によるスリリングな試合展開を、この試合は見事に象徴していた。


12月1日

1日、ホッケーファンに嬉しいニュースが舞い込んできた。

NHLが完全復活を遂げたようだ。
米スポは今シーズンすでに肌で感じ取っていたのだが、今日数字でそれが明らかになった。

NHLの先月の観客動員数が、リーグ88年の歴史の中で11月としては最高値となった。
1試合平均の観客動員数は16,818で、どのアリーナも平均91.2%の入りと、ほぼ満員状態となっていることがわかった。

前シーズン比で、大幅増となったのは以下のチームだ。

ピッツバーグ・ペンギンズ (+35%)
カロライナ・ハリケーンズ (+26%)
カルガリー・フレームズ (+24%)
タンパベイ・ライトニング (+24%)
ボストン・ブルーインズ (+18%)
フロリダ・パンサーズ (+16%)
ナッシュビル・プレデターズ (+16%)
サンノゼ・シャークス (+13%)


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