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| 北米スポーツ.com 2005年7月の NHL ニュース |
7月30日
30日、規模を縮小してのドラフト会議が、予定通りオタワで無事行われた。

一巡一位指名は、予想外の展開もなくSidney Crosby で、ピッツバーグ・ペンギンズが指名した。
オーナー兼プレイヤーである、Mario Lemieux の本当に嬉しそうな表情が印象的だった。
移転まで噂された、ここ数年のチーム財政の悪化ぶりを考えれば、Sidney Crosby 獲得はチームにとって大きな転機となるはず。
ニュー・アリーナ建設が実現すれば、ピッツバーグの未来はかなり明るい。
また、北米スポーツが早くから注目していた日系カナダ人プレイヤーの、「ポールカリヤ2世」Devin Setoguchi だが、米スポが一巡上位指名間違いなしと予想していたとおり、サンノゼ・シャークスが8位で指名した。

日系カナダ人プレイヤー、「ポールカリヤ2世」Devin Setoguchi については、以前「天性貧語」でも触れましたので、気になる方はこちらもご覧下さい。
7月28日
28日、昨シーズン全面中止の元凶と目されていた、選手会最高責任者のBob Goodenow が引責辞任。
後任には、労使交渉中も側近の右腕として常に交渉テーブルについていた、Ted Saskin が任命された。
リーグ・コミッショナーサイドにしてみれば、これで事がよりスムーズに進む環境が整ったわけだが、次はGary Bettman の番だとの声がメディアを通して聞かれるのも事実。
しかし、コミッショナー交代劇の可能性は今のところ低そうだ。
7月22日
22日ニューヨークで行われたオーナー会議で、前日に選手会側が承認した新労使協定をオーナー側も承認し、正式にロックアウトが解除された。
ファンにとって、嬉しいニュースはロックアウト解除のみにとどまらず、ニュー・リーグ・ロゴ、ニュー・ルールの発表、そしてニュー・スターの獲得チームが決定され、新生NHLの全貌が明らかになった。
ニュー・ロゴはご覧のとおり、従来の黒とオレンジから黒とシルバーに変更され、字体もより力強くなっている。

また、ニュー・ルールについては以下のとおり、かなり思い切った変更がなされる。
*レッドラインの廃止
*オブストラクションに対するペナルティーの徹底
*ゴーリー防具のサイズダウン
*ゴールを2フィート後ろに配置
*ゴーリーのパック・ハンドリングを規制
*4対4でのオーバータイム後シュートアウト(レギュラーシーズンのみ)
*タグアップ・オフサイドの採用
そして、ニュー・スターは、既に史上最高ホッケープレーヤーとも称されている、「ネクスト・ワン」Sidney Crosby をおいて他にない。
ドラフト一巡一位指名権は、ピッツバーグ・ペンギンズが獲得し、早くもMario Lemieux との絶妙のパスワークが期待されている。
なお、オタワで7月30日に正式に行われるドラフト会議での指名順位は、以下のとおりに決定された。
7月21日
21日西部標準時間の午後1時、トロントで行われた記者会見の席上で、選手会側の最高責任者、Bob Goodenow がリーグの提示する新労使協定を承認したことを正式に発表。
公式の契約締結は、明日22日のオーナー会議での承認待ちとなっているが、事実上もう何の障害もない。
メディアで映し出されるファンの反応は様々だが、総じてこの発表を歓迎している。
これまでの長い道のりで、失われた試合数は1230試合、リーグの損失額は17億ドルとも20億ドルとも言われている。
失ったものの大きさを各選手が認識し、Bob Goodenow が一時期提案したといわれるクリスマス時期までの長期戦略に、選手は同調しなかったというのが実情だろう。
ちなみに、この新協定に対し選手532人が投票を行い、反対はわずかに68票。
新協定は、87%という驚異的な支持率で、選手に承認されている。
明日22日は、オーナー会議での新協定承認後、正式発表されると同時に、Sidney Crosby の獲得権が決定される、ドラフト指名順序決定抽選会も行われる。
ホッケーファンにとっては、ビッグデーとなるのは言うまでもない。
7月18日
ドラフト一巡一位指名間違いなしの10年に一人の逸材、Sidney Crosbyの獲得チームが決定される注目のドラフト指名順序決定抽選会は、当初予定されていた7月21日開催から7月22日開催に変更された。
抽選ボールの数は、ニューヨーク、バッファロー、コロンバス、ピッツバーグがそれぞれ3個で、一位指名権を獲得する確率は6.25%だ。
アナハイム、アトランタ、カルガリー、カロライナ、シカゴ、エドモントン、ロサンゼルス、ミネソタ、ナッシュビル、フェニックスがそれぞれ2個で、確率は4.17%。
残りのチームは、それぞれ一個の抽選ボールが与えられ、ネクスト・ワン、クロズビーを獲得するチャンスは2.08%となっている。
カナダのスポーツ局では、連日抽選の予行演習が番組内で行われ、早くも22日に向けヒートアップ。
7月13日
13日、遂に待ちに待ったその日がやってきた。
この日NHLとその選手会は、301日にも及ぶロックアウトにようやく終止符を打った。
契約締結といっても、基本合意に達したというレベルだが、ロックアウトが終了したことに疑いはない。
基本合意という中途半端な発表にならざるを得なかったのは、この日がメジャーリーグベースボールのシーズンを通して、唯一の完全休養日に当たるからに他ならない。
カナダはともかく、もともとファン基盤の弱いアメリカでは、このフルシーズンキャンセルという前代未聞の決定がファンにどれだけのダメージを与えたかは計り知れない。
少しでも多くのスポーツファンに、このニュースを知ってもらうため、あえてこの日を選んだのは自明の理。
基本合意に達した契約内容の骨子は以下のとおりだ。
*契約期間を6年とするが、選手会は4年目以降、交渉再開する権利を有する。
*初年度のチームサラリーキャップは2100万ドルから3900万ドルの間とし、福利厚生、保険等の選手コストも含む。
*サラリーキャップは、収益の増減に応じて毎年調整されるが、上限をリーグ全体の関連収益の54%とする。
*既存の契約が有効な選手に関しては、サラリーの24%を返還するものとする。
*フリーエージェント制の規制緩和、エントリーレベルシステムの規制強化、選手年棒調停の見直し、選手年金制度の改善、チーム間利益分配制の導入。
*選手につき85万ドルのルーキーサラリーキャップ。
*2006年トリノ・オリンピックへの参加。
今後シーズン開始まで、各GMはチーム再編に奔走することになる。
しかし、今後のNHLの展望は、この2人にかかっていると言っても過言ではない。
一人は、「Great One」Wayne Gretzky、そしてもう一人のキー・パーソンは「Next One」Sidney Crosbyだ。
Wayne Gretzkyは、チーム経営に苦しむフェニックス・コヨーテの監督就任が期待されている。
また、Sidney Crosbyは、ドラフト一巡一位指名間違いなしの、10年に一人の逸材。
Sidney Crosbyが、どのチームに入るかが、NHL全体に大きく影響する。
注目のドラフト会議は、7月30日開催。
また、ドラフト指名順序決定抽選会は、7月21日開催。
抽選ボールの数は、ニューヨーク、バッファロー、コロンバス、ピッツバーグがそれぞれ3個で、一位指名権を獲得する確率は6.25%だ。
アナハイム、アトランタ、カルガリー、カロライナ、シカゴ、エドモントン、ロサンゼルス、ミネソタ、ナッシュビル、フェニックスがそれぞれ2個で、確率は4.17%。
残りのチームは、それぞれ一個の抽選ボールが与えられ、ネクスト・ワン、クロスビーを獲得するチャンスは2.08%となっている。
リーグ全体を考えれば、たかがクロスビーだが、彼の潜在能力を考えれば、されどクロスビーでもある。
21日の決定が楽しみだ。
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