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北米スポーツ.com NHL 天性貧語-----編集長のつぶやき-----
若きスコアリング・マシーンはジャパニーズ・カナディアン
NHL初日本人選手誕生!?
ジャパニーズ・スナイパー現る
若きスコアリング・マシーンはジャパニーズ・カナディアン
11月30日、「カナダ・ロシア・チャレンジ」の第5戦がカナダのサスカチュワン州サスカトゥーンで開催された。
「カナダ・ロシア・チャレンジ」は、ロシア選抜ジュニアチームと、CHL(カナディアン・ホッケー・リーグ)各リーグ(CHLはさらにウェスタン・オンタリオ・ケベックの3地域に分割され、それぞれのリーグはWHL・OHL・QMJHLと称される)のオールスターチームとが対戦する、いわばジュニアチームの国際オールスター戦だ。
この第5戦に焦点を当てたのは、ロシア選抜ジュニアチームが
WHL
オールスターと対戦するからで、お目当てはズバリ地元Saskatoon BladesのDevin Setoguchiだ。
米スポは、以前よりこの18歳(もう19歳かも)のホッケー選手に注目していたのだが、この選手が将来NHLのスタープレーヤーとなることをこの日の試合で確信した。
(Devin Setoguchiに関しては、
「ジャパニーズ・スナイパー現る」
と
「2005年7月の NHL ニュース 」
も合わせてご覧下さい)
Devin Setoguchiは、その名前からもわかると思うが日系カナダ人だ。
テレビインタビューで彼の父親が何のアクセントもない流暢な英語で受け答えしていたところを見ると、デビン・セトグチはおそらく3世の日系カナダ人だと思われる。
将来のNHLスタープレーヤー候補と目されるセトグチが日本人の血を受け継いでいるという事実は、ポール・カリヤの場合と同じく、やはり少なからず誇らしく思える。
そのセトグチ、この試合で3得点の「ハット・トリック」を決め、MVPにあたる"Player of the Game"を受賞した。
米スポはこの試合を通じて、彼のゴールチャンスを嗅ぎつける天性の能力を垣間見たような気がする。
特に3ゴール目は、圧巻だった。
相手ゾーン左コーナーにパックを運び、そこからネットにパックを押し込める角度は0に等しかった。
並みの選手ならセンタリングパスを試みるところだが、セトグチはゴーリー背後にパックを出し、パックはゴーリーに接触してからネットへと滑り込んだ。
彼の下した一瞬の判断が単にラッキーゴールを誘発したとは思えない。
ネットへの角度が0に等しいポジショニングも、彼にしてみれば確信を持ってのゴールチャンスに写ったに違いない。
何と言っても彼には、ゴールゲッターに不可欠な嗅覚が備わっているのだから。
NHL初日本人選手誕生!?
8月18日、「NHL初日本人選手誕生」の見出しがネット上に飛び交った。
この日、昨年East Coast Hockey League (以下ECHL)で活躍した日本代表GK福藤豊(22)選手がNHLロサンゼルス・キングスと2年契約を結んだ。
日本人ホッケーファンにとって、これほど嬉しいニュースはないのだが、現実は報道にある「NHL初日本人選手誕生」とは程遠いと感じる。
昨シーズンECHL所属のベイカーフィールド・コンドルズで、ゴールアゲインスト平均2.48という数字を残したことは充分評価に値するが、真の「NHLer」となるにはまだいくつものハードルが残されているはず。
NHLを頂点とするホッケーワールドを見渡せば、ECHLは3軍扱いとなる。
また、才能ある選手は、北米のみにとどまらずヨーロッパ・リーグにもごまんといる。
NHLの下部組織として実質的な2軍に当たるのがAHLだが、福藤はまだAHLでのプレー経験すらないのが現状。
今回ロサンゼルス・キングスと締結した契約内容も、実はツー・ウェイ(2段階)方式のコントラクトだ。
まずは、キングスのルーキーキャンプに参加させ、NHLレベルには不十分と判断されれば、キングス傘下のAHLファーム・チーム「マンチェスター・モナークス」に送られることになっている。
福藤にとって今年の課題は、このAHLでどれだけ活躍できるかだろう。
焦ることはない、特にゴーリーは経験が大きくものをいうポジションだ。
今年は、カルダー・カップを手にすべくモナークスのゴールを守り抜くといった目標でいいはず。
NHLへの道はさらにその先だ。
何も、このうれしいニュースに水をさすつもりはない。
北米スポーツは本当の意味で「NHL初日本人選手誕生」の日が来るまで、この期待のゴーリーをしっかり応援させていただくつもりだ。
ジャパニーズ・スナイパー現る
CHLと言うリーグをご存知だろうか?
ホッケーファンなら簡単に予想できるかと思うが、カナディアン・ホッケー・リーグの略だ。
このカナダという国と、アイスホッケーというスポーツとの絆は、相当に強くて深い。この地に居ると、労使交渉に進展がない今、NHL死すともホッケーは死なずといった感じを受けるほどだ。
北米のホッケーリーグは、NHLを頂点に、傘下のAHL、そしてCHL、BCHLなどのローカルリーグといった具合に裾野が広がる。CHLは、さらにウェスタン、オンタリオ、ケベックの3地域に分割され、それぞれのリーグは、WHL、OHL、QMJHLと称される。3リーグの各チームは、チャンピオンシップ・トロフィーにあたるメモリアル・カップを目指して死闘を繰り広げる。
日本式で言えば、3軍のジュニアリーグにあたるこのWHLで、現在プレーオフ戦が展開されている。3軍とはいえ、バンクーバーやカルガリー、ポートランドやシアトルといった都市部では、観客もゆうに1万人を超える。
そのWHLプレーオフ進出チームの中にSaskatoon Blades というチームがある。今日取り上げる期待の新人は、そのSaskatoon Blades の若き18歳エース・スナイパーだ。
最初に彼の名前を耳にしたのは、先日バンクーバーで開催されたTop Prospects Game 2005 でのこと。これは、ジュニアオールスター戦にあたるゲームで、実況がしきりに”Setoguchi”
”Setoguchi” と連呼するものだから、日本人のような名前だなぐらいに思っていた。
この ”Setoguchi”、 カナダ人でも写真を見ていただければ分かるとおり日系カナダ人だ。すぐにポール・カリヤを思い浮かべるファンも多いと思うが、この180センチと決して恵まれた体格とは言い難いセトグチには、それでもカリヤにないパワーがある。
ジュニアオールスター戦の呼びもののひとつに、ハード・ショット・コンテストがある。シュートのスピードを競うコンテストだ。ここで、彼の潜在能力をまざまざと見せつけられることになる。何とこのセトグチ、時速96.4 マイルであっさりこのコンテストに優勝してしまったのだ。さらに、この数字はNHLのトップ・スナイパーに匹敵する。
先日、オタワで開催予定だったドラフト会議が中止となったが、情報筋によるとセレモニーのない小規模な形式でのドラフト会議は、開催の可能性がまだ残されているらしい。もしドラフトがあれば、
”Setoguchi” は一巡上位指名は確実と言われている。
第2のポール・カリヤあるいは、それ以上になることも期待できるプロスペクト。ホッケーファンなら、彼の名前は是非覚えておいて欲しい。
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